アークル社員旅行2018

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㈱アークル 神奈川県を中心に、自動販売機を通じておいしいお飲み物を提供しております。

弊社は今年創立50周年を迎えています。

確か、前回は創立20周年記念パーティーを箱根小涌園で開催したことを覚えています。そう考えるとあっという間の30年です。
当時は社名も「相模ダイドー(株)」と言い、ダイドードリンコ製品のみを扱う、自販機オペレーターでした。

現在は社名も変わり、複数の飲料メーカーの自販機の他、自社オリジナル自販機も扱うようになり、大きな変化をしています。
そのように大きな変化をしていますが、自販機オペレーター事業を行っているのは変わりなく、そういう意味では自販機マーケットは息の長いビジネスです。

一口に50年企業と言ってもこれは簡単なことではありません。
企業を存続する難しさは数字が指し示しています。
30年企業が存続する確率は0.021%と言われ、50年ともなると更に小さな数字になるのです。
企業の続けられなくなる原因はたくさんあります。それを回避して経営し続けるのはラッキーだけで出来ないのは明らかです。
私は企業それぞれに抱えるテーマみたいなものがあるように感じています。
例えば、経営体制だったり、収益力だったり、営業戦略であったり、それは企業によって千差万別で一概に絞り込むことはできません。
そういう意味で、私のここ10数年テーマは「社員」なのです。
「会社は何のために存在するのでしょうか?」皆さんはこの質問にどう答えますか?

私は「社員とその家族のために」あると考えています。昔あるリーダー研修で、リーダーの役割とは何かというのを学んだ経験があります。 それは自分の周りの人を幸せにすることでした。自分の周りの人は、一番身近の人は家族です。そして経営者であれば、次に社員がきます。そして社員の家族、そして・・・・・。まさに法政大学・坂本光司教授のベス トセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』で、説いていることなのです。
若いころの私は、その優先順位を間違えていたかもしれません。
会社経営は顧客が一番優先されると考えていました。
40年間黒字経営をしているアメリカのサウスウエスト航空の企業理念も「お客様第二主義、従業員第一主義」のポリシーを掲げています。

企業の存在価値は「企業が誰のために存在するのか」の答えに集約していると思うのです。
坂本教授は優先順位をこのように説いています。「社員とその家族」「社外社員とその家族」「現在顧客と未来顧客」「地域社会・地域住民」「株主・出資者」。
しかし資本主義の考えでは一番に優先されるのは「株主・出資者」です。
つまり私の経営者としての最大のテーマはここにあると考えています。
「社員を幸せを考えない企業は価値がない」と言うことなのです。
会社経営を従業員第一主義とすればおのずと会社の経営方法は変わるはずです。

日本の企業が他の国に比べ、永続に重きを置いているのはその違いで はないでしょうか。
株主が一番優先されるのであれば、経営者は株主を 満足させるために、短期的利益を追求していくでしょう。それにはリスクを伴ったチャレンジをしていくことになります。

私は日本の文化や国 民性から、株主最優先の経営方法は馴染まないと感じています。また昨 今人手不足の日本の中小企業環境の中では尚更です。

今時、社員旅行?社内レクレーション?なんて思われる人も多いで しょう。
嗜好が多様化する中で、会社での団体行動なんて意味あるの? みたいな風潮があるも事実です。しかし、これは私達中小企業が、大企 業と差別化できる一つなのです。

そんな意味でも、弊社は毎年社員旅行を実施しているのですが、今回は「50周 年記念旅行・IN長崎」と銘打って行うことにしました。
会議で「今年の旅行どう する?幹事は誰にする?」こんな会話があると、すんなり幹事も決まり計画もど んどん進められていきます。
みんなが楽しみにしている証拠だと思っています。

その様子を紹介します。

【2日目は自由行動】

50周年の一つの節目をこのようにして私達ですが、今迄にたくさん 社員さんがかかわってくれていることも忘れてはならないと感じていま した。退職された元社員さん、すでに亡くなっている方もおられます。 結婚を機に退職された社員さんもいます。 そんな元社員さんへの思いを馳せ、感謝の念を送りました。

今回、弊社50周年の場に集まった社員も、この縁を大切にして、 私は「企業は社員とその家族を幸せにする」という意義をしっかり 胸に刻み、今後も永続していきたいと思っています。

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